地銀の次世代ビジネスモデル-押し寄せる業界再編の波を乗り越える

貸出金利鞘だけではもうやっていけなくなってきてしまった。地方銀行に次なるビジネスモデルを提供する本です。一言でまとめると「フェンテック時代でも地域密着型金融を貫け」ということになります。

 

図解でわかる-地方銀行

「図解でわかる」とあるように若手行員や、地方銀行業界を志望している大学生向けの本です。地方銀行というビジネスが図解で優しく説明されています。

 

消える地銀-生き残る地銀

センセーショナルな題名から分かるように大変刺激的な本です。内容や具体名は読んでからのお楽しみなので掲載できませんが、確かに起こりうる可能性のある具体的なシナリオで説得力がありました。地方銀行業界に携わる方であれば、興味深く読むことができると思います。

 

地銀支店長という仕事-どう動き、どう生きるか

この人の下で働きたいと思わせるような素晴らしい支店長の本でした。自分も部下も活きる職場を作ることは、そんなに難しいことではないけれども、実践している人の数は少ないのだなぁと改めて感じました。

 

KINZAIバリュー叢書-ザ・地銀-構造不況に打ち克つ長期ビジョン経営

現在の地銀の現状を認識した上で、急激な改革ではなく、今できることを始めよう、やっている人を応援しようというスタンスの本で非常に好感が持てました。

 

地銀衰退の真実-未来に選ばれし金融機関

アマゾンの紹介文に「スルガ銀行の不正融資やアパートローン、厳しいノルマによる過剰融資など課題は山積するばかり。一方、堅調を維持する信用金庫・信用組合は、顧客からの「信用」を蓄積し、顧客の要望を地元のビジネスに転換している」という言葉がありました。全くもってその通りだと思います。ではなぜそうなってしまったのか?それは信用組合・信用金庫が訪問活動などで顧客とコミュニケーションを取り、身近に事業性評価があったのに対して、地方銀行の場合はそこが弱かったからだと思います。この本にあるように、地方銀行は信用組合・信用金庫の良い部分を学んでいくべきだと考えます。